ボンボン

ボンボン。それはいわゆる金持ちのボンボンという意味のことではなくここではコミックボンボンのことです。
コミックボンボンを知らない?なに?あのオタク製造機の少年誌を知らないとな!

といきなりコミックボンボンを思い出したのも月刊誌のジャンプ改が休刊というニュースをみたからです。失礼ですがジャンプ改一切読んだことありません。でも作家陣は結構有名な人が多いんでジャンプ系列のほかの雑誌で連載再開したりするのかな、しかし、そうなるとほかの雑誌であまり人気なかったマンガが打ち切られたりするのかと要らぬ心配なんぞをしてしまいます。

と、まぁ、話を戻しましてコミックボンボンです。昔少年誌にコミックボンボンという雑誌がありました。残念ながらもうなくなってしまいましたが。
コロコロコミックと人気を二分するほどの低年齢向け(小学生から中学生ぐらい)雑誌でした。このどちらかの雑誌を読んでから少し成長したらジャンプ、マガジン、あるいはサンデーやチャンピオンを読むのが当時のマンガ少年たちの読書遍歴でしょうか。

ジャンプやマガジンといったマンガとは少し違うところがあって広告が結構あった気がします。そしてチビッ子たちの購買意欲を掻き立てるおもちゃの紹介やらなにやら。コロコロはミニ四駆、スーパーヨーヨー、ビーダマン、ベイブレードなどなど人気のおもちゃとのタッグで人気を博しました。(20代後半から30代前半はあったあったと思うはず)
ですが、ボンボンはおもちゃとのタイアップ企画はたいしてふるいませんでした。僕が覚えてるのはすげゴマくらいかな。ガンダムはずーっと紹介していたのですがコアなファンはついても雑誌を続けるにはいたらなかったということでしょうか。
この間本屋に行ってコロコロの表紙をみたらバッチリガンダムを紹介してました。
「お前、ガンダムなんか当時は見向きもしなかったくせに、変わったな」
ガンダムも、ボンボン一筋じゃなかったのかよ、こいつ(コロコロ)ミニ四駆のほうがいいって言ってたやつだぞ」
と勝手に脳内で罵ったのですが時代の移ろいとは儚いものです。


先ほど人気を二分していたといいましたが少々誇張しました。コロコロのほうが圧倒的に人気でした。コロコロのほうがどちらかというとわかりやすくキャッチーなマンガやおもちゃの紹介が多く多くの少年たちの心をつかんだのでしょう。一方、ボンボンのほうは割とニッチな趣味を紹介するというかマンガのほうも対象年齢を間違えてるんじゃないかというような内容のものが多かったです。

コロコロがうんこだのおしっこだの言って笑ってる横でこっちはおっぱいをガン見してるみたいな感じといいますか。アレなんか例えがおかしいぞ。

でも、マンガは面白いものが多かったんですよ。サイボーグクロちゃんだとか王ドロボウJINGとか好きでしたね。有賀ヒトシ先生のロックマンメガミックスも面白かった。僕はロックマンシリーズ一切やったことないけどマンガは楽しく読めました。
ポケモンが流行ったことで対抗するようにメダロットというロボットゲームを出したりしたけどポケモンに蹴散らされたのは悲しかったな。メダロット結構好きだったのに。マンガは独自の世界観をもつほるまりん先生が担当してたんでそこそこ面白かった気がします。
おそらく、僕がボンボンを好きだったのはコロコロほど前面にタイアップマンガな感じを出してる作品が少なかったからだと思います。
おもちゃやゲームなんかしらねーよ。こちとらマンガで読者の気を引くんじゃ!
と息巻いているような感じ。
あ、でもカードマンガなんかもあったような気が……。単純にニッチすぎる趣向についてこれる人間がいなかったということだけだろうか。