こんなクズ守る意味なんてあるのか?
日本でアクションを頑張って撮ろう。という意識は買います。
だから、現在TBSで放送中のMOZUも応援してます。アクション俳優ってのが今の日本にどれくらいいるんだろうってふと考えますよね。
ただ、藤原竜也がイメージじゃない。いや、原作を読んでない人間がイメージとかいうなよって話ですがなんていうか、少女に暴行を加えて殺すような感じに見えないんですよね。彼は。
いや、流石の演技力で腹は立つし、こいつはクズだ。っていうエピソードは入ってくるんだけどなんだろう藤原竜也が醸し出す無邪気な感じが全面に出ているから、罪状と犯人像があってないっていうか無差別の通り魔殺人犯とかだとあってるような気はしましたね。でもそれだと嫌悪感はそれほどないかもしれない。やばい奴だ。とは感じるけど。
幼児にいたずらをしてさらに殺すというもっとも嫌悪される犯罪の一つを罪状にしたからこそ誰も同情の余地なしってことがこの話のそもそものところだからなぁ。
みんなが説明的にクズ、クズいうけどあんまりクズな感じに見えない。無邪気な悪意のようなものは感じたけど性犯罪者っぽい鬱屈した感じはあまり見えない。もっと幼児にいたずらしそうな顔の役者のほうが観客も「こんなやつ早く殺しちまえ!」って思ったと思うんだけど。
でも、あんまりにアレな感じの犯人だと必死で守ろうとする意味自体が分からなくなるからちょっとは守ってやる気にならないでもないイケメンを起用したってことですかね。
あと、最後の山崎努との説得するくだりとかいらなくね。クライマックスであるその前のシーンが結構、個人的に好きなシーンだったのであの辺が冗長に感じましたね。
もう大事なことはちょっと前のシーンでやったじゃん。蛇足だろって個人的には感じちゃいました。
でも、次から次へと刺客が襲ってくる感じはよかったですね、観客を飽きさせないようにガンガン入ってくる。なんかゲームをやってドンドン敵が襲ってくる感じがしましたよ。そういうゲーム感みたいなのもちょっっと感じましたね。
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